専門医コラム

2016/08/31

水素水より "呼吸” が健康に貢献② 呼吸法

今回は具体的な呼吸の方法をご紹介したいと思います。深い呼吸と言っても意外と難しいものです。全身スキャナー・アムサットを行うと多くの方では肺が十分に機能していない、呼吸が浅いことが一見して見受けられます。

 

腹式呼吸

まずは腹式呼吸についてご紹介します。腹式呼吸くらいは知っているし、出来るよ、と思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いのです。

 

まず、あお向けになり、自分のお腹の動きが分かるようにお腹に手をあててリラックスしましょう。軽く鼻から息を吸った後、10秒かけて息を吐きます。体中の空気を全部出しきりましょう

 

次に、新鮮な空気を体に取り込む気持ちで、鼻から息を5秒かけて吸いながらお腹をふくらませます。お腹の中の風船がふくらんでいくイメージでやってみましょう。下腹部のお臍と恥骨の間(丹田)へ空気を満たしていくようイメージして下さい。普段、インナーマッスルを使っていないと、丹田を "動かす" ことが思ったより難しいかもしれません。

 

吸った状態で5秒キープしたら、お腹をへこませながら15秒かけて鼻から息を吐ききってください。風船がしぼんでいくイメージで体の中の空気をすべて吐き出します。空気を全て吐き出すと、丹田がぺっちゃんこになります。ポイントは、息を吐き出すときにお腹やお尻に力を入れること。なれたら立ち姿勢で行ったり、キープする時間や吐き出す時間を少しずつ伸ばしたりしてください。

ドローイン お腹を凹ますだけの呼吸法

息を吸うときも吐くときもお腹をへこませることで、腹圧をかけるドローイン。NHKの番組、『あさイチ』でも紹介されたことがあります。ドローインとは、英語で「draw in」と書き「引っ込める」という意味です。息を吸って、お腹を大きく引っ込め

インナーマッスルを鍛えるエクササイズです。

 

まずは、息を5秒かけて吸いながらお腹の丹田(おへその5~10cmほど下の部位)をへこませましょう。先の腹式呼吸との違いは、お腹をへこめながら息を大きく吸いこむ点です。

 

次に15秒ほどかけて息を吐きながら、お腹をへこませます。吐ききった後も、その状態を10秒ほどキープ。

 

このセットを1日10回行ってください。なれてきたら吸う時間と吐く時間を徐々に伸ばし、15秒かけて吸い30秒かけて吐ききれるようになるまで、がんばりましょう。お腹だけでなくお尻にも力を入れて行うと、骨盤のゆがみ改善にも効果的です。

呼吸法であなたの将来を変える!

私は水素水を1日2リットル飲むよりは、呼吸法を見直す方が費用をかけずに簡単に活性酸素を減らして身体の代謝能力を高められると考えています。

 

もちろん呼吸法だけですぐに大きな体重等、目に見える変化は自覚しないかもしれません。どんな場所でも簡単にできる呼吸法を上手に取り入れ、活性酸素を減らして代謝の良い身体づくりから始めてみませんか。小さな積み重ねが5年後、10年後のあなたを変えてくれるはずです!

 

呼吸法も寝ている間は意識が難しいですね。夜間に限りませんが、水素水よりは高濃度水素ガス吸入をお勧めします。小栗は毎日、夜間に高濃度水素ガスを吸いながら就寝しています。

 

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